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Channel: 済生春秋 –社会福祉法人 恩賜財団 済生会
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第14回 地球の危機

私は、富山県高岡市に生まれ、高校時代まで暮らした。高校時代に昭和38年の豪雪を経験した。「サンパチ豪雪」と称され、歴史に残る被害を残した。経済は、大打撃を受けた。雪は、各家の2階まで積み上がった。

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第15回 桜の魔性

誰もが桜についてそれぞれ思い出を持っている。私は、小学校の入学式の時の桜である。校庭の隅に立っていた二宮金次郎の銅像に花びらがひらひらと舞い落ちていた。仰いでみると、青空が透けるような桃色の花びらが美しかった。

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第16回 桑を生かす

私は、8年前に富岡製糸場の保存活動をしている群馬県の住民の方から「世界文化遺産に登録したい」と聞かされた。富岡製糸場を訪れたことがないので、意見は述べなかった。

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第17回 花の命

私の好きな散歩コースに東京都と神奈川県の県境を流れる多摩川を見下ろす東京都世田谷区にある玉川台という高台がある。以前、読売巨人軍の2軍グランドが麓にあった。原始時代の遺跡が発掘されたり、古代の古墳が残っている。常緑樹が生い茂り、歩いて清々しい。

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第18回 ベルリンの1週間

6月16日から1週間ベルリンに出張した。ベルリンを紹介した本を事前に読んで作り上げたイメージと実際とは、かなりの差があった。

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第19回 まちづくりの方向

世阿弥の能は、実在の場所でドラマが繰り広げられる。代表作「井筒」は、伊勢物語から題材を得て、在原業平と妻との愛憎劇を大和国在原寺で展開する。結婚式の定番「高砂」は、播磨国高砂の浦と摂津国住吉の浦である。

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第20回 夏の終わり

都立代々木公園を発生源にしてデング熱が全国各地に広がっている。代々木公園は、私の休日の散歩コースの一つであるから、他人事ではない。

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第21回 ケモノたちとの距離

36年前、福井県で自然保護課長を務めていた。30歳代前半でエネルギーにあふれていた。白山国立公園の山奥に分け入ったり、越前加賀海岸国定公園の岩場の海岸線を歩き回った。

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第22回 青春の迷路

10代の後半は、楽しいことは何もなかった。苦難が一挙に押し寄せてきた。自分だけでは抱えきれないと思った。体にも影響を与え、円形脱毛症は序の口で、体重は40キロ前後をうろちょろしていた。孤独な青春の日々だった。

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第23回 芸術は社会を変えられるのか

歌劇『天空の町』は、別子銅山精錬所の四阪島への移転を決断した伊庭貞剛の一生を描いた作品である。国際的に高く評価されている石多エドワードが台本・作曲・監督を行った。今年春から全国各地で公演されている。

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